木屋瀬須賀神社の子供えびす
どんな伝承か
木屋瀬の須賀神社の恵比須講は十二月三日で、戸主が集まる御座と、十一歳の男の子を頭として祝う子供えびすの二つからなる。頭になった子の親たちが総出で恵比須様をまつって御座を開き、頭は羽織袴で客として祝いを受ける。笹山笠は本町四丁と新町四丁に一本ずつ立て、幕や提燈の紅の濃さで両町を分け、紅白は太陽と月を表すという。黒田の陣太鼓を取り入れたという山笠太鼓に励まされ、寒風の町を山笠を引き回す。午後三時ごろの御遷宮のあと子供たちが長い行列を作り、白い法被の頭が御幣や獅子頭を携えて先導し、大きな子は烏帽子白丁で神輿を担いで、歌いながら町内を巡る。翌日は二本の山笠が太鼓と掛け声で町中を駆け回って終わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。