禅宗の施餓鬼と禅覚寺の大般若
どんな伝承か
禅宗の寺院では、七月から八月にかけて施餓鬼法要がある。地獄に落ちて飢えに苦しむ衆生を供養するためのものである。十二月には釈尊が悟りを開いたことを祝う成道会の法要が営まれる。このほか若松区畠田二丁目の禅覚寺では、五月五日に大般若会が行われている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。