西大野八幡神社の氏子教化
どんな伝承か
小倉南区道原の西大野八幡神社では、秋の例祭や、息災・健康・家内円満・五穀豊作を願う氏子の祈念祭のほかに、次のような務めを担っている。氏子の頼みに応じて命名や初宮参り、七五三の祈念、家の敷地祓いなどを行い、氏子と親しく接して教化に努める。雨ごいを行ったこともある。神職は須川神社の神職も兼ね、毎年八月に町内役員の出席のもと祭神の水の神へ祈念と感謝の神事を執り行い、直会で親交を深める。さらに毎年十一月二十五日の夜には、本村下組と本村上組の隣組が主催する「日拝祭」に主典として招かれて神事を主宰し、直会にも加わって氏子との絆を深めている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。