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雉を食べ喉がふさがった香取社の氏子

所在地埼玉県三郷市上口(香取社)
年代伝承(口承)
登場秋本芳久、雉肉を食べて急病になった体験者
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

三郷市上口の香取社の氏子は雉を食べず、この決まりはいまも守られている。雉は香取の神の使いだからだという。上口の氏子は昔から信心がきわめて強く、香取社を中心に集落が動いているほどである。いま七十歳になる秋本芳久という人は、朝鮮の羅南の部隊にいたころ、戦友に鶏肉だとだまされて雉の肉を食べさせられたところ、喉がふさがる急な病に襲われた。雉の肉だったと知って郷里の香取神社に詫びると、まもなくすっかり治ったという。

原典より

秋本さんは雉肉と判ったので、郷里の香取神社にお詫びをするとまもなく全治したという。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。

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