梅若塚
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どんな伝承か
比叡山を追われた美童梅若丸が人買いに欺かれて東国へ下り、病んで古隅田川のほとりに捨てられ、辞世の歌を残して十二歳で死んだ。村人が塚を築き桜を植えたのが梅若塚で、翌年狂乱して訪ねてきた母が念仏を唱えると塚の中から声が和し、幻の姿が現れた。母はのちに池に映るわが子の幻影を抱こうとして入水したといい、墨田区木母寺の梅若塚と本家を争う。梅若忌の雨は「梅若の涙雨」と呼ばれる。
原典より
新方袋真言宗満蔵寺の門前に、小高い塚があり、その塚上に梅若社が祀られているが、ここが梅若塚の古跡であるといわれる。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説))
韮塚一三郎『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』(歴史伝説の巻)を全608話・伝説(土地別の異伝)単位で収録(<解説>・[参考]・和歌・注は本文に内包)。埼玉県下の歴史伝説(塚・城址・古戦場・武将〈新田義貞・畠山重忠・太田道灌ら〉・史跡・寺社縁起等)を、所在地(市町村・字・社寺)と出典(新編武蔵風土記稿・各市町村史等)を付して体系的に集成した中巻。
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