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一石一字の河原石を埋めた多峰主山の経塚

所在地埼玉県飯能市大字飯能(多峰主山)
年代明和二年(一七六五)
登場智光、石経供養塔の願主
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

飯能市飯能の多峰主山の山頂には経塚があり、高さ五十センチほどの石経供養塔が立っている。塔には奉納石経供養塔の文字のほか、願主智光の名や明和二年の年号などが刻まれている。そばに立つ市の説明板によると、山頂の岩を釜の底のような形に掘りくぼめ、およそ一万二千個の河原石に経文を一字ずつ刻んで埋めたもので、初めは上に土が厚くかぶっていたが、長い年月のうちに流れ去ったらしいという。釈迦の教えを後の世まで伝えるために造られたものと説明されている。

原典より

経塚は多峰主山(標高二七五メートル)の頂上にある。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。

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