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長善沼から現れた天州寺の太子像

所在地埼玉県行田市大字荒木(天州寺)
年代伝承
登場慶尊、慶禅、西阿弥陀仏、太子像を作った仏師、太子像の願主
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

行田市荒木の天州寺には、鎌倉期に造られた木彫の聖徳太子立像がある。十六歳の太子の姿をかたどった像で、寛元五年の銘をもち、鎌倉の仏師慶尊と慶禅が手がけた。沙弥西阿弥陀仏が願主となり、両親や兄弟を檀那として、あらゆる衆生が極楽に往生することを願って造らせたものである。昭和十二年には国の文化財に指定された。『新編武蔵風土記稿』によれば、この太子像は長善沼の中から現れたものだという。

原典より

『新記』によると、この太子像は、長善沼から出現したものという。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。

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