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瓢箪の面を被るエンブリ摺りの一行

所在地岩手県奥州市胆沢小山
年代天明八年正月十八日
登場田植踊の一行、菅江真澄、記録者
出典定本柳田国男集 第2巻

どんな伝承か

徳岡の村には、正月十八日の朝、田植踊、いわゆる弥十郎藤九郎のエンブリ摺りの一行がやって来た。柳田国男は、これは本来カセギドリの群から分化したものと推測しているが、この時代にはすでにこの地方でも伎芸となり、それを業とする部曲があったらしいと述べる。田植の祝言の中には注意すべき文句が多く、早乙女には妊婦を喜んだ心持ちが述べてあった。田人の一行の中には、瓢箪の片割れに目鼻を彫り白粉を塗ったものを被って来る者もあったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第2巻』は、柳田国男の紀行と旅の随筆を収めた著作集の一巻である。昭和三年一月の自序に続く「雪国の春」や菅江真澄の日記を読み解く文をはじめ、東北の村々の正月、火と炭、浜の暮らしの見聞、「秋風帖」「東国古道記」、昭和十五年十一月の自序を持つ「豆の葉と太陽」などの紀行を並べる。峠や古道、佐渡・五箇山・熊野などの土地を、住む人の暮らしと信仰から見ようとする文が多い。

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