気仙の村に残る兎の杵
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どんな伝承か
柳田国男は、気仙の村々で今も用いられる手杵の功用を尋ねている。上下に頭のある真っ直ぐな杵で、分かりやすいように平素は兎の杵などと名づけているものである。兎の杵は十何年か前に、天草下島の大江あたりで、麻紋付の普段着の老女が使っているのを見て驚いたままであったが、この辺の農家では今もただの普通の器具であり、餅搗きには二本で搗くこともあるという。これに対して柄の長い方の杵を打杵と呼んでおり、打杵は重いなどというところを見ると、これには大小の種類は無いものらしい。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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この地域の伝承
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