トップ北海道の伝承七飯町

大沼の水底に沈む蝦夷松の林

所在地北海道亀田郡七飯町(大沼)
年代不明(噴火は約五六十年前)
登場柳田国男
出典定本柳田国男集 第3巻
広告枠(AdSense)

どんな伝承か

函樽鉄道の汽車で駒ヶ嶽の大沼小沼の間を行くと、水底に大きな蝦夷松の林が見えるという。残っているのは幹ばかりで、およそ五、六十年木の密林である。柳田はこれを、磐梯山の噴火で水を湛えた檜原湖の底に土蔵の瓦屋根や柿の樹が見え、名木の松が梢の端ばかりを水の上に出していたという話に並べ、駿河の愛鷹山から神代杉が出るのも一度はこうした状態を経て来たのではないかと述べている。人の烈しい悲歎と畏怖もまた、川荒れの土に草が生え林となり耕作を誘うまでの年数とほぼ同じ歳月で忘却されるという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

種別から探す

災害

七飯町の伝承

広告枠(AdSense)

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第3巻』の伝承