男鹿東隅の村で見たなまはぎ
どんな伝承か
文化九年の正月、真澄は宮崎という村で新年を迎えた。三日には鹿倉の畠山某の家に行き、十五日の夜には「なまはぎ」の行事を見て、正月の風俗を詳らかに記し留めた。二十三日にもなおこの男鹿東隅の村に居たという。その後は岩瀬の小野氏に寓し、脇本の伊東氏を訪ね、小泉の村長奈良某の家では秋田の那珂通博らに逢っている。六月四日には虻川村の神明社に詣でて鹿島流しの行事を見た。この年の日記を管廼金棣棠という。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。