柴又の帝釈天と題経寺
どんな伝承か
柴又の帝釋天として知られる経栄山題経寺は、寛永六年に日忠上人が創建した寺で、本尊の帝釈天像は日蓮上人が「除病延寿悪魔降伏」の守護神として自ら彫刻したものと伝えられている。江戸時代から近郊の名所として知られ、毎月の申の日と庚申の日には遠近から夥しい数の信者が参詣に訪れ、特に四月の千部会には一層の人出があるという。寺は東京市葛飾区柴又町にあり、背後を流れる江戸川からは対岸市川市の鴻之台や、晴れた日には遠く筑波山も望めたと記されている。
原典より
「經榮山題經寺」など、云つたところで餘り人は知らないが、『帝釋様』……と云えば誰もが直に「柴又」を聯想し、『柴又』・・・・・・と云えばそれを代表する「帝釋天」を想起しない人はない。—— 行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・昭和初期(1920年代~1930年代)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・昭和初期(1920年代~1930年代))