稲とツル
どんな伝承か
市原市米原にある長梗山大通寺の田に実る稲粒は赤みを帯びて大きく、数百年前には鶏卵ほどの大きさだったという。寺では一粒ずつ炊いて仏前に供えたと伝え、大きさは時代とともに小さくなったが、それでも普通の米の数倍あったという。この不思議な米はツルが外地から運んできたと信じられ、ツルおとしと呼ばれていた。東京大学の大林太良氏は、東亜・東南アジアに広がる稲の起源神話の一つとしてこの伝説を紹介したという。
原典より
市原市米原に長梗山大通寺という寺がある。—— 房総の年輪 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の年輪
編『房総の年輪』を全93話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。