夫婦梅
どんな伝承か
京成実籾駅から千葉市幕張への街道を南へ約一キロ進んだ千葉市長作にある長胤寺は、幕末の火災で堂宇や寺宝を失ったが、本堂前の夫婦梅は江戸時代に有名で江戸にまで紹介されたという。この梅は必ず花が一対つき、実も二個結びついてなるとされ、植物学者は妖異植物と呼んでいる。花の時期には明治中期ごろまで近郷から見物人が集まったといい、明治二十一年春に建立された『浅からぬ夫婦ぶりなり月と梅』という句碑が残る。
原典より
京成実籾駅から千葉市幕張への街道を南へ約一キロほど進むと、千葉市長作の長胤寺という寺がある。—— 房総の年輪 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の年輪
編『房総の年輪』を全93話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。