正月三日に囃す神軍
どんな伝承か
中川村の引田区から、同じ中川の八乙女にかけては、毎年正月三日、神軍といって、早朝から鐘や太鼓を打ち、「神軍が負けた」と囃し立てる風習がある。こう囃し立てると、その年は豊作になると信じられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1917年(大正6年))
『日本伝説叢書 上総の巻』は、藤沢衛彦が大正六年に編んだ上総国の伝説集である。夷隅・長生・山武・市原・君津の五郡にわたり、地名の由来、社寺の縁起、城と武将の事跡、大蛇や狐つきの怪異、俚謡や民間の風俗を、口碑や『総国誌』などの地誌から集める。巻頭に著者の序と緒言を置き、上総国と郡の名義を説いたのち、郡ごとに町村の所在を添えた見出しで一話ずつ並べる。