指導船に向かってきた正体不明の飛行物
どんな伝承か
昭和四十六年五月十六日の夜十時ごろ、千葉県の大東岬から南東へ百二十五キロの海上を進んでいた県の水産指導船『第二千葉丸』は、ごく低い所を飛ぶジェット機のような音を聞いた。飛んできたものは左舷百メートルほどの所で二つに分かれ、一方が船に向かってきたため、船は危険を感じてよけ、被害はなかった。勝浦の漁業無線局を通じて知らせを受けた第三管区海上保安本部が調べたが、その時刻に付近を飛んでいた米軍機も自衛隊機もなかったと翌日の毎日新聞が伝えた。当夜は晴れていたので球電の可能性は低いと著者は見ている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。