玉前神社
どんな伝承か
玉前神社の祭神は前玉命ともいわれるが定かでない。昔、一宮のあたりの農家の女が夜、井戸で水を汲んでいると水中から五光の光が立ち昇るのを見た。あたりを探すと見たこともない真珠が十二粒光を放っており、女はこれを持ち帰った後、神の恵みと考えて村の社に供えたのが、今も社殿に祀られる十二粒の由来という。『古事談』には、寿永三年正月、源頼朝が鎌倉入りの際、上総介広常の家臣から一封の書を奉られ、その内容が頼朝の祈祷と違わなかったと記されている。
原典より
玉前神社の祭神に就いては、高皇産霊神孫玉前命と言つてゐるけれども、定かではない。—— 日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 上総の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・明治~昭和初期(推定))
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 上総の巻』を全218話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。