赤い布かけの唄
どんな伝承か
安房郡平群村大字平久里中字天神の平群神社は、もと平久里天神の御社ともいわれ、菅原道真を祀るという。境内は千三百六十四坪、創建は詳らかでなく、明治六年八月に郷社に列せられた。赤い布かけの唄は、この平群神社の祭礼に関わる唄で、祭りの祝いにあたって農民たちが準備する様子を歌ったものである。赤い布を掛けたり、秋刀魚の供物を揃えたり、社のほとりの庭の隅で煤けた鍋の底を擦ったりしている情景が、率直に表れている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。