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平群神社の祭りを歌う赤い布かけの唄

所在地千葉県南房総市平久里中天神(平群神社)
年代伝承
登場—
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

安房郡平群村大字平久里中字天神の平群神社は、もと平久里天神の御社ともいわれ、菅原道真を祀るという。境内は千三百六十四坪、創建は詳らかでなく、明治六年八月に郷社に列せられた。赤い布かけの唄は、この平群神社の祭礼に関わる唄で、祭りの祝いにあたって農民たちが準備する様子を歌ったものである。赤い布を掛けたり、秋刀魚の供物を揃えたり、社のほとりの庭の隅で煤けた鍋の底を擦ったりしている情景が、率直に表れている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 安房の巻』は、藤沢衛彦が大正八年に編んだ安房国(千葉県)の伝説集である。天富命の渡来や源頼朝・里見氏・日蓮にまつわる英雄伝説を中心に、社寺の縁起、風俗・信仰、船幽霊や一本足の蛸などの特異な伝承を、『安房志』『房総志料』などの地誌や寺伝・口碑から引いて収める。緒言と「安房国と牛」と題する序を巻頭に置き、鋸山から小湊まで各話に所在の郡村大字を添えて土地ごとに並べ、緒言では百八十六種を蒐集したと記す。

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