里見氏歴代の墓
どんな伝承か
安房郡國府村大字本織稲荷森にある長谷山延命寺は、里見氏の菩提寺で、田園を付して菩提寺としたといい、旧幕府からも高二百七十石の朱印地を与えられた。曹洞宗で本尊は正観世音菩薩、実堯以来九世の位牌影像や古文書を伝えるという。山門に草書で長谷山と書いた額があるが、これは室町時代の書であるという。この寺に里見氏四世義堯以下代々の墓が残っている。高さ三尺ばかりの五輪塔ばかりであるが、年代を経て剥落し、まったく判読できなくなっていると「安房志」は記している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。