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信虎の夢と金龍の目貫

所在地山梨県甲府市(夢山)
年代戦国期
登場武田信虎、曾我十郎、天桂和尚、勝千代、夢占いをした僧、信虎の若君・のちの武田信玄・曾我十郎の再誕とされる
出典日本伝説名彙

どんな伝承か

西山梨郡の夢山にまつわる話である。武田信虎が敵状を探ろうとして夢山に登り、松の下で眠り込むと、夢に見知らぬ人が現れて、まもなく生まれる勝千代君は曾我十郎の生まれ変わりだと告げた。生まれた若君は右手を固く握ったまま開かない。天桂和尚に相談すると、和尚も夢で同じ十郎に会い、金龍の目貫の片方を託され、もう片方は子の右手にあり城東の池の水で洗えば開くと聞いたという。その通りにすると手が開き、出てきた目貫は和尚の持つ一隻と対をなしていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))

『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。

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