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書状を運んだ白犬と犬訴権現

所在地茨城県常陸大宮市上檜沢(浄印寺)
年代不明
登場浄印寺の住僧
出典日本伝説名彙

どんな伝承か

常陸の浄印寺に伝わる犬塚の由来。昔、この寺の住僧が那須で起きた出来事を鎌倉へ知らせようとして、飼っていた白い犬に書状を託して送り出した。犬は一昼夜のうちに役目を果たして戻ってきたが、高岡と呼ばれる土地で力尽き、そのまま死んだという。住僧は犬を寺の境内に葬り、犬訴権現と名づけて祀った。祭礼は毎年六月十五日に営まれると『常陸国志』は伝えている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))

『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。

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