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魚の目を抜き蛸を嫌う磯のケンモン

所在地鹿児島県大島郡
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

ケンモンは魚や貝をよく採って食べる。夜の磯漁が好きで、指先に明かりをともして磯の岩間をよく歩いている。人間がケンモンと組んで漁をすると、魚がよく釣れ貝もよく採れるという。人が漁に出るとケンモンがよくついてくるが、よく釣れる代わりに魚の目玉だけはすべてケンモンに抜き取られる。ケンモンは蛸がいちばん嫌いで、蛸を見せれば寄りつかない。女が夜の磯で漁をしていると岩角でケンモンとばったり出会うことがあり、甘えん坊のようについてくるが、その時は必ず、蛸は採るなよ奥様、と言うのだそうだ。ケンモンは蛸を八手丸と呼んで嫌うという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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ケンモン

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