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マッカーサーの命令で切ったガジマル

所在地鹿児島県大島郡
年代現代
登場—
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

昭和二十二年三月、奄美群島の行刑を任されていた語り手のもとに、軍政府の保安官が仮刑務所の建設を命じに来た。結局、名瀬から二十キロほど離れた田院という海浜に、二十数人の開放作業場が設けられた。田院はケンモンの住む里と言われてガジマルが多かったが、切れば命じた者に祟ると恐れられ、誰も切れと言わなかった。語り手は、マッカーサーの命令だと唱えさせればよいと言いつけた。ヤミ船で捕まった受刑者たちは大声でそう叫びながら斧を振るい、大ガジマルはほとんど切り払われた。のちにマッカーサーの死が伝わると、ケンモンが祟ったのかと村人は笑い合ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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ケンモンガジマル

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