トップ > 群馬県の伝承 > みなかみ町

仏岩の一本松で聞いた偽の呼び声

所在地群馬県利根郡みなかみ町(仏岩)
年代大正九年
登場阿部常衛、高一郎、体験者、声を真似られた仕事仲間
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

大正九年の春の夕方、水上町の仏岩の一本松のあたりで阿部常衛が炭焼き窯の仕事をしていると、下手から高一郎が「オーイ」と呼ぶ声がした。何事かと返事をしたが、いつもなら山にこだまする声がまるで響かない。思い返せば高一郎はとうに家へ帰っていたと気づいたとたん、大石が飛ぶような音がした。常衛は怖くなって逃げ帰り、翌日その場を確かめたが何ひとつ変わっておらず、天狗に脅かされたのだろうと言われた。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

種別から探す

天狗の声炭焼き

みなかみ町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』の伝承