足の裏をくすぐる祖母と猫
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どんな伝承か
昭和三年ごろ、青森市に住む語り手が小学校二年生の時、祖母が亡くなった。祖母は大変に猫をかわいがっていたが、葬式が終わって気がつくと、その猫はどこへ行ったのか見えなくなっていた。語り手は初孫で祖母にとてもかわいがられていたが、祖母が死んで間もなく、眠っていると毎晩、布団の裾をめくって祖母と猫が足の裏をくすぐるのである。襷がけの祖母も猫の姿も、はっきりと見えていた。母に話すと、おっかないからそんな話はするなと叱られた。雪が消えたころ、今の市役所の所にあった県庁の裏にある祖母の墓の上に、猫が死んでいるのが現れたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)
松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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