足裏をくすぐる祖母と猫
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どんな伝承か
昭和三年頃、語り手が小学校二年生の時に祖母が死んだ。祖母は大変に猫をかわいがっていたが、葬式が終って気がつくと、猫はどこへ行ったのか見えなくなっていた。語り手は初孫で祖母にとてもかわいがられていた。祖母が死んで間もなく、眠っていると毎晩ふとんの裾をめくられ、祖母と猫に足の裏をくすぐられる。たすきがけの祖母の姿も猫の姿もはっきり見えた。母に話すと、おっかないからそんな話はするなと叱られた。雪が消えたころ、今の市役所の場所にあった県庁の裏手にある祖母の墓の上に、その猫が死んでいるのが現れたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))
松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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