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産の夜着で絶えた天狗祭

所在地石川県白山市白峰
年代現代
登場小倉学、報告者
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

白峰では明治の末年まで、若衆を中心に天狗祭が行われていた。村の中央の広場に台を組み、六尺ほどの天狗の造り物を据える。これに袖の付いた大きな夜着を着せるのが習いだったが、ある年、産婦の使った夜着を用いたところ、たちまち大風が起こって大騒ぎになった。それをきっかけに、この村の天狗祭は絶えてしまったという。天狗は風を呼び雨を降らせる神であり、同時に不浄をひどく嫌うと信じられていた。産の穢れた夜着を着せた祟りで大風が吹いたというわけである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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**天狗のたたり**

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