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浜小屋の大鮪を狙った山猫

所在地宮城県石巻市長渡浜
登場
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

網地島の長渡の浜で饅頭屋を営む岩淵某が、若い頃に漁師をしていた時のこと。ある年の夏、大綱で鮪が大漁となり、二十貫ほどある大鮪四尾だけは送りかねて浜小屋に残しておいた。ところが夜中に一尾が消え、砂の上には大きな獣の足跡が残っていたので、山猫の仕業だということになった。翌夜、岩淵は屈強な者と二人で酒を飲んで小屋に待ち構えたが、うとうとして目を覚ますと、皿のような目を輝かせた大きな山猫が枕もとに座っていた。撃ちかかったが逃げられ、自分の獲物で左手の甲を傷つけたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)

松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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