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輪になって二時間座り続けた猫の群れ

所在地東京都文京区
年代昭和四五年
登場高津美保子
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

文京区での話。昭和四十五年ごろ、後楽園球場が見下ろせる高台のマンション三階に住み、門司で生まれたチロという白い猫を飼っていた。ある日ベランダから下の庭を見ると、チロを含め十二、三匹の猫が直径二十メートルほどの輪の中でじっと座っていた。木の枝にも塀の上にもいて、声も出さず二時間以上ほとんど位置を変えなかった。後にも二度見たが、同じ猫が同じ場所に座っていたようだったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 10 狼・山犬、猫』は、松谷みよ子が日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きで全国から集めた話を編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、狼への畏れと信仰、送り狼や千匹狼、化け猫や猫の踊り、戦中の猫の供出、水洗トイレを使う猫までを収める。序文と各章の前文に続いて「狼・山犬」「猫」の二章を主題別の節に分け、各話例の後に類話の採集地・話者・出典を「分布」として並べる。

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