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水洗トイレを使う猫たち

所在地東京都練馬区
年代現代
登場報告者
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

練馬区での話。一九九〇年代に入る頃、洋式トイレで用を足し自分で水を流す猫が現れて人を驚かせた。だがそういう猫は以前にもいた。十六、七年前のノラという猫は、膀胱炎になったとき二階の流しの上に上がって用を足した。見れば血尿だった。汚いと語り手が言うと、娘たちは「すぐ水で流せるように流しでしたのだ、ノラはえらい」と声をそろえた。ノラは水洗トイレを愛用したのではないかと思うという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 10 狼・山犬、猫』は、松谷みよ子が日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きで全国から集めた話を編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、狼への畏れと信仰、送り狼や千匹狼、化け猫や猫の踊り、戦中の猫の供出、水洗トイレを使う猫までを収める。序文と各章の前文に続いて「狼・山犬」「猫」の二章を主題別の節に分け、各話例の後に類話の採集地・話者・出典を「分布」として並べる。

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