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石神井駅から見た煙突の上のカラス

所在地東京都練馬区石神井(石神井駅)
年代昭和五十五年
登場富永由紀子
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

昭和五十五年の暮れ、友人の家で洗濯物を干す手伝いをしていると、道の向かい側の家から妙に大きなカラスが飛んできて、頭の上をかすめ、友人宅の屋根にとまった。変な鳥だと思っていると、こちらへ向き直ってカアカアと鳴く。ちょうど祖父が入院していたので気にかかった。帰りに石神井駅のホームから何気なく小山病院のほうを見ると、病院の煙突の上で、さきほどと同じようなカラスが鳴いていた。翌朝早く、自分や子供をかわいがってくれていた知り合いの老女が亡くなったという知らせが届いた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

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# カラスなど鳥やけものによる死

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