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椿トンネル前の写真に写った人影

所在地福井県三方郡美浜町坂尻(椿トンネル)
年代現代
登場—
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

福井県三方郡美浜町坂尻の椿トンネルでの、昭和五十年代頃の話。ある女の先生がトンネルの前で友人を撮ったところ、そこにいるはずのない人の姿が写っていた。トンネルの入口ではたびたび交通事故が起き、何人も亡くなっている。近くの村の女が夫の裏切りを恨みながら若くして死んだともいわれ、怪異の話が多い。通り抜ける途中でルームミラーを見ると後ろの席に女の顔があったとか、タクシーが入口で乗せた女が村はずれで消えていたとかいう話に事欠かない。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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