明治の始めの話
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どんな伝承か
明治の始めごろの横浜。貿易商の某は商売柄「今日は結構なお天気でございます」ほどの英語は話せるようになった。その年の天長節に盛大な祝宴を張り、得意先の英米の商館主人らを招いた。仕立て下ろしの燕尾服で現れた主人は、「何も召し上がるものもございませんが、次の部屋へ席を設けました」と言おうとして、「次の部屋を喰べたまえ、何も喰べるものはないが」と言い放ち、一同顔を見合わせて唖然とした。この失敗はたちまち居留地の噂となり、宴会のたびに「次の部屋を喰べよ」が大流行したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))
松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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横浜市の伝承
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