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普請場に来た娘の魂

所在地岩手県遠野市土淵町土淵
年代現代
登場慶次郎、小松、大工・目撃者、魂となって現れた娘
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

遠野の土淵村で、慶次郎という大工が新築の普請を進めていたころの話である。四、五十人の大工が昼休みを取っていると、十六、七ばかりの美しい娘が潜り戸を開けて入ってきた。それを見た慶次郎は、いまのは隣家の小松だが、傷寒で臥せっている身でここへ来られるはずがない、それではとうとう死ぬのだろうか、と口にした。娘は果たしてその翌日に亡くなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。

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