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新島に残る決まった泣き文句

所在地東京都新島村
年代不明
登場親友、親兄弟
出典福井縣鄕土誌 民間傳承篇

どんな伝承か

伊豆の新島には、親友や親兄弟が死んだとき、その者のために声をあげて泣く風があったと伝わる。泣きながら口にする文句は決まっていて、相手によって使い分けた。若くして死んだ者に向けては「あまあねやーい、かあいやなー」と呼びかけ、年老いた者には「いんぢいはごしょじやなー」と唱えたという。原典はこれを、古代の葬制にみえる哭女の風が近代まで残った一例として、能登輪島や壱岐の海人部落の泣女、八重山の哭女などと並べて記している。報告は人類学雑誌一七二号による。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

福井縣鄕土誌 民間傳承篇(中塩清之助(編)・福井縣鄕土誌・1939年(昭和14年))

『福井縣鄕土誌 民間傳承篇』は、福井市立実科高等女学校の郷土誌第二輯として教諭中塩清之助が編み、昭和十四年二月付の学校長金岡正孝の序を巻頭に置く。丹生郡の名、哭女、越前萬歳、仏の舞、幸若舞、猫塚、隠れ里、子育て幽霊、愛発の関、弁慶譚、八百比丘尼、水の神女譚を、古文献や他地方の類例と照らして論じる。生徒が集めた県下の昔話は類話をA・Bなどに分けて並べて解説を付し、校正者大村四朗の跋を添える。

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