祀られた桂を伐って心臓を病んだ弟
どんな伝承か
昭和二五年頃のこと。青森県東津軽郡今別町で、山子すなわちきこりが泊まっている山小屋の前の桂の木には、鳥居を建てて祀ってあった。ところが区長の命令で弟がその木を伐ったところ、心臓を悪くして三年も四年も寝ついてしまった。そこへ旅の僧が来て、祟りがあるから払えと言うので、宅地に山の神を祠ったという。それ以来、弟はすっかり丈夫になったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)