河内神社の窓木を伐った家の子の死
どんな伝承か
昭和初年頃、高知県安芸郡北川村の野川でのこと。河内神社の木が育ちすぎて周囲に日陰を落とすので、氏子が相談して伐り倒すことにした。ところがその木は窓木で、昔から神の宿る木だから伐れば災難があると言われており、恐れて誰も手を出さなかった。やがて一人が祟りなどあるものかと言い出し、もう一人が加わって、一日がかりで無事に伐り倒した。ところがその夜、二人の家の子どもがそろって急に熱を出して意識を失い、後から加わった家の子は回復したが、先に言い出した家の子はとうとう死んでしまった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)