二度伐られたいちぢくと二度の重病
どんな伝承か
庭木の中にいちぢくの木があると、不吉なことがおこるという言い伝えがある。昭和戦前、語り手の父母の家に大きないちぢくの木があり、ある年に父が重い病気になった。母は古老に教えられたといって、いちぢくの木をきった。戦後、語り手はいちぢくの実が好きだったので相模原の家の庭に植え、木はかなり大きくなった。ところが昭和四〇年頃、語り手自身が重い病気になって入院し、退院してみると妻がいちじくの木をきっていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)