東南の白梅を移して父の病が癒えた
どんな伝承か
昭和四三年、東京都小平市での話。語り手は中学一年生だった。その年に母が病気で入院して手術をし、続いて父が倒れて入院した。父は重症で下半身不随、尿も出ないありさまで、命も危ぶまれた。そんなとき、遠縁の拝み屋がお祈りをしてくれた。退院して間もない母と語り手が立ち合ったが、拝み屋は、家から東南の場所に植えた白梅がいけないというのである。早速おはらいをして別の場所に植えかえた。それが効いたかどうかはわからないが、父はだんだんと良くなり、手術をして歩けるようになった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)