頭が五〇センチの巨大なハブは神か
どんな伝承か
九〇歳を過ぎた人たちが若いころ、喜如嘉から山を越えた宇呂という小字で開墾をしていた。そこからさらに山奥に「シガー」というところがあり、大きな川が流れている。ある日、木を倒していると、ウフ川にある大きな岩の中へ、頭が五〇センチもある巨大なハブが入っていくのが見えた。手を休めて恐る恐る見ていると、一〇メートルもの長さの大蛇だった。自分の錯覚かと思い、近くでいつも開墾をしている仲間二人にその話をして、何日か経ったある日、その穴の近くで見守っていた。すると同じ大蛇がむくむくと穴から出てきた。その後、それは神だったのではないかと言い伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)