昼寝の娘の生き血を吸っていた蛇
どんな伝承か
今の西六郷一丁目、古川に語り手の親戚があった。その家の手伝いの娘が田の草取りをしていて、昼休みに莚を敷いて昼寝をしていた。飯を済ませて野良へ出てきた人が、よく寝ているよと見ると、娘の鼻から青や空色のような棒状のものがずうずうと出ている。鼻血でもないし何だろうと立ち止まって見ていた。すると大きな木の下の涼しいところで寝ていたその上に大きな蛇がいて、長い舌を出して娘の生き血を吸っていたのだという。娘の息を取ってしまい、気づいて起こしたときにはもう死んでいた。だから木の下に子どもを寝かせるものではないと言われたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)