大般若の札に阻まれた大蛇
どんな伝承か
兵庫県養父郡に伝わる話。大般若の有難い札を頭に挿して山へ入った者が、眠くてどうにもたまらず、岩の陰でつい眠り込んでしまった。すると大きな蛇が出てきて、寝ている者の頭の上をのぞき込んでいたという。ところが頭に大般若の札が挿してあったために、蛇はとうとう呑むことができなかった。だから大般若の札は有難いのだと、この土地では語り継がれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)