山鳥に食わせるぞと唱える呪い
どんな伝承か
話者の家の婆さまの話である。家の山の上の方に、今はないが法印様が一軒あった。そこへ拝んでもらいに行く時に蛇に出くわし、婆さまは「いやあ、おっかなかった」と言っていた。その時、息をつかずに心の中で「この山に蛇や百足がいたらば、山鳥に食わせるぞ」と三回言いさえすれば、山で蛇に出くわしてもかぶりつかれないのだという。それを三回言うと、蛇のおとがめがないのだそうだ。山手の方は山手なりに、いろいろな知恵があったのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)