三十三回忌に立てる柳の塔婆
どんな伝承か
塩尻市片丘の北熊井では、人が亡くなって三十三回忌を迎えると、柳の枝を削って戒名を書き入れ、ほえつき塔婆として立てるならわしがあった。この行事がそのまま土地の呼び名になったといわれ、ならわしは今も続いている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
長野県史 民俗編 第3巻 3 (中信地方 ことばと伝承)(長野県史)
『長野県史 民俗編 第3巻(三) 中信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち中信地方の巻から、伝説の章を抜き出したものである。木・石・水・塚・坂と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌などに分けて、松本・塩尻・安曇野・大町・北安曇・木曽に伝わる言い伝えを短い条で並べる。抜き出しの際に多くの条から採集地の表示が落ちており、土地の名が本文に書かれない条も少なくない。