信玄が目指した境の火灯岩
どんな伝承か
岩岡区の火灯岩という岩の上に、瀬織津姫命を祀る岩岡神社が建っている。天文十九年か二十年の頃、桔梗ヶ原の戦いに勝った武田信玄は、塩尻峠の峰に立って、年内にあずみの里の北西の隅にある火灯岩まで攻め取りたいと語ったという。この地は最近まで郡境で、五つの市町村の境でもあった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
長野県史 民俗編 第3巻 3 (中信地方 ことばと伝承)(長野県史)
『長野県史 民俗編 第3巻(三) 中信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち中信地方の巻から、伝説の章を抜き出したものである。木・石・水・塚・坂と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌などに分けて、松本・塩尻・安曇野・大町・北安曇・木曽に伝わる言い伝えを短い条で並べる。抜き出しの際に多くの条から採集地の表示が落ちており、土地の名が本文に書かれない条も少なくない。