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信濃川から流れ着いたオフミ地蔵

所在地新潟県村上市岩船地蔵町(オフミ地蔵)
年代伝承(口承)
登場左甚五郎、地蔵を彫った弟子の師匠
出典村上市史 民俗編 下巻

どんな伝承か

岩船地蔵町のある家の昔の主は、小さな廻船で新潟へ通っていた。ある時、信濃川の河口近くで海に浮かぶ立派な桐箱を拾うと、中には見事な地蔵と鑑定書が入っていた。上大町の成就院に預けたが、巫女を通じて賑やかな所へ行きたいと告げたので町内の地蔵堂に移した。十数年後の関東大震災の年、浅草の寺の高僧が訪ね、訳あって川に流したもので、左甚五郎の高弟が彫った三体の一つだと明かした。何十年かのち堂が焼け、半身の焼けた地蔵を町の人が手当てしていると巡査が縛って連れ去り、女たちが駐在所へ押しかけて取り戻した。地蔵はいまも包帯を巻いて堂の奥にある。

原典より

岩船の地蔵町に、地蔵六兵衛という家があるっしゃ。—— 村上市史 民俗編 下巻(村上市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

村上市史 民俗編 下巻(村上市史)

『村上市史 民俗編 下巻』は、新潟県村上市の市史の民俗編から、口承の節(伝説・世間ばなし・謎とことわざ)を抜き出したものである。地名・神社・寺や仏・地蔵・水・人・動植物・塞の神・杖の跡に分けた伝説と、狐や河童、火の玉、山の神などの世間ばなしを、土地の言葉の語りのまま採集地を添えて収める。義経が跳び越えた一跳山、三面川の小助島、岩船の大火など、村上市内の土地に結びついた話が中心である。

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