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小助島の河原稲荷と奥方の病

所在地新潟県村上市(河原稲荷)
年代伝承(口承)
登場高橋小助、小助島に住み稲荷を祀った人
出典村上市史 民俗編 下巻

どんな伝承か

昔、三面川の中に小島があり、高橋小助という人がただ一人で暮らしていたので小助島と呼ばれた。信心深い小助は島に稲荷を祀っていたが、島は洪水のたびに位置を変え、ついには河原と陸続きになったため、稲荷は河原稲荷と呼ばれるようになった。あるとき殿様の奥方が病に伏すと、夢に河原稲荷が現れ、自分を信じれば治ると告げた。家来を島へやると、藪の中に川石を神体とする小さな稲荷がひっそりあった。立派な堂を建てて祀ると奥方の病はすっかり癒え、評判を聞いた近郷の人々が参るようになって、社も次第に大きく建て替えられたという。

原典より

昔、三面川に小島があって、そこに高橋小助という人が、たった一人で住んでいた。—— 村上市史 民俗編 下巻(村上市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

村上市史 民俗編 下巻(村上市史)

『村上市史 民俗編 下巻』は、新潟県村上市の市史の民俗編から、口承の節(伝説・世間ばなし・謎とことわざ)を抜き出したものである。地名・神社・寺や仏・地蔵・水・人・動植物・塞の神・杖の跡に分けた伝説と、狐や河童、火の玉、山の神などの世間ばなしを、土地の言葉の語りのまま採集地を添えて収める。義経が跳び越えた一跳山、三面川の小助島、岩船の大火など、村上市内の土地に結びついた話が中心である。

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