重野親王を慰めた火の松明山
どんな伝承か
昔、都から望月に来ていた重野親王が、ひどく都を恋しがった。そこで土地の人々は、都の祭りで大文字山にかがり火を焚くのにならい、八月十六日の夜、東の山の上で大きなかがり火を焚いてお目にかけ、親王を慰めた。そのかがり火を焚いた山を松明山と呼んでいる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
望月町誌 第2巻 (民俗編)(望月町誌)
『望月町誌 第2巻(民俗編)』の伝説の節を抜き出したものである。旧望月町(いまの佐久市)の集落ごとに、植物・石・清水と池・岩穴と塚・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・稲荷・動物・巨人・化け物・禁忌・カッパ・地名の伝えを並べる。望月の駒と生駒姫、梅円坊の化け物退治、彦狭島王の王塚、長者原の長者、ゴマを作らない村々の言い伝えなどが見える。