鍵をかけた事務所から移動したサイン本
どんな伝承か
清田は物品出現や瞬間移動をやってのけた。ある日、私が新刊単行本にサインして彼に贈ったが、彼はそれを鍵をかけた三階の事務所の机に置き忘れた。私が一足遅れてビル一階の喫茶店へ行くと、十五分ほど雑談するうち、目の前に座る彼のシャツの胸元が突然ふくらみ、『本が来ちゃった』と、忘れたはずのサイン本を取り出した。発売前で直筆サイン入り、世界に一冊しかない本が、三階から一階の彼のシャツの中へ瞬間移動したのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
漂う霊があなたのまわりにいる(つのだじろう・昭和50年代(1975年~1979年頃推定))
漫画家つのだじろうが見聞した心霊・超常現象の紹介集。両国橋でのUFO目撃、漏電による自宅火災と予兆、映画『リング』のモデルとなった福来友吉博士の念写実験、臨終の母の霊が教室の窓外に現れる別れ、ツタンカーメンの呪い、四谷怪談の実在の田宮岩、現界と幽界をつなぐ家など、幽霊・念写・呪い・UFOにわたる事例を、守護霊や霊界の知識とともに語る。