切られぬと姉に告げた病院の庭の樹
どんな伝承か
清田の姉は植物と対話をするという。自宅のすぐ横は、清田が生まれた鈴木病院の庭で、五、六本の樹が植えてあった。病院が経営上の事情で庭を売ることになるが、それをまだ誰も知らされていないときに、庭の樹の一本が姉に、あと何か月かするとほかの樹はみんな切られる、ただ一本、私だけは絶対に残る、ここでがんばる、と語ったという。それから三か月ほど後に土地は売られ、その樹以外は全部切られた。その樹は今も残っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
サイキの海へ――超能力をめぐる対話(清田益章・宮内勝典・清田益章・超能力・1986年(昭和61年))
『サイキの海へ――超能力をめぐる対話』は、宮内勝典と清田益章が一九八六年に交わした対談をまとめた本である。スプーン曲げで知られた清田の幼いころと超能力少年としての歩み、テレビ番組でインチキと報じられた事件、アメリカの大学での念写実験、病気治し、ロックや心理学への関心を率直に語り合う。宮内が出会いを記した序文に始まり、東京・雑司が谷で行った対話を小見出しで区切って収め、沖縄や石垣島のシャーマンに触れた宮内の結びで閉じる。